●379 舟遊 ふなあそび 〇みどりふかくかげをやどし

 表題:舟遊
 読み:ふなあそび

 収録:(A)鈴蘭樂譜 成樂會 1924(T.13).9.23 ◎[A2-38] Copy=[P41]

 記譜:単声(伴奏付き) ハ長調 3/8

 インチピット:ソソド|ドシシ|ファファラ|ラソソ|

 曲:伊太利民謡
 詞:犬童球渓 ※1924(T.13).9作詞

 ※同名(380)と同じ?


[詞] ※(A)鈴蘭樂譜より

1 緑深くかげをやどし 鏡なせる川の面(おも)
  底の眞砂(まさご)數へつつも 上(のぼ)し下(くだ)す此の小舟
  しらべく歌ふこゑに かへる木霊(こだま)山歌ふ
  心地よしや舟の遊び 今日の一日(ひとひ)送らまし

2.雲は晴れて星は稀に 磨き出づる望(もち)の月
  棹の雫玉と散りて 綾を織るかさざれ波
  水(み)の面(も)かろく舟はすべり 岸は遠く離れゆく
  心地よしや舟の遊び 今宵一夜明(あか)さまし

 ※犬童球渓先生作詩索引(S.10)に歌詞のみ収録、1番第2節異なる

  1番第2節 川の眞砂子(まさご)數へつつも

(C) Kyukei Kinenkan 2024